立山黒部アルペンルート 1
~富山まで
2019年9月
長年憧れだった立山黒部アルペンルートに行きました。
私の住む四国では
当日に岡山駅で購入しました。
(そのために少し早めに出発)
岡山駅から新幹線で新大阪へ、
富山のガラス美術館は展示が充実していて
特別企画展は
ルネ・ラリック展と
マルタ・クロノフスカの不思議な生き物展、でした。
常設のグラスアートガーデンも
強烈なインパクトがありました。
午後いっぱい楽しめました。
夕食は駅マルシェで白えび天丼を食べました。
おいしかった、白えび。
富山に来たら、白えび。
お土産も白えびせんべいを買いました。
2019年 6月の石鎚
6月23日に石鎚山に登りました。
前日の西条市は晴れていましたが、
当日の石鎚山はロープウェイから霧で真っ白。
こんなんで登れるのかと思いましたが、
登山道を歩いていくと
霧がかかって幻想的でした。
暑くもなく、雨粒も落ちてきません。
(木々が遮ってくれる)
丁度よいコンディションではなかろうか?
緑はしっとりしていて
ウグイスやホトトギスの鳴き声がしきりに聞こえてきます。
心地好いです。
ただ、私の体力はお粗末でした。
超スローペースで登る私と友人。
このままではお昼を過ぎても頂上にたどり着けません。
そうすると帰りのバスにも間に合いません。
ということで、頂上までは行かず
途中で引き返しました。
下ってくると、霧がさらに濃くなっていました。
成就社が真っ白。
5メートル先も見えません。
帰りのロープウェイ乗り場は肌寒いくらいでした。
こうして石鎚登山は途中で断念、となりましたが、
同行した友人は
「来年はリベンジを!」と息巻いておりました。
いや、それはどうかな・・・。
映画『奇跡』
是枝監督作品です。
九州新幹線開通直前の頃のお話。
南下する「つばめ」と北上する「さくら」が最初にすれ違うとき
奇跡が起きる
という噂を信じた子どもたちが
すれ違う地点の熊本を目指します。
これって九州新幹線の宣伝の映画だろうかと思いましたが、違いました。
是枝監督のすごいところは、
子どもたちが自然体だという点です。
奇跡が起きるとしたら何をお願いする?
について子どもたちはおしゃべりしますが、
カメラの前で演技しているとは思えない、
そのへんの小学生の会話です。
大人にないしょで熊本までのお金をかき集めたり、
当日にどうやって学校を早退するか知恵を絞ったりします。
奇跡が本当に起こるかどうかはどうでもよく、
これは子どもたちの夏の冒険物語なのです。
それにしても、熊本で一泊して翌日に
朝一番の新幹線を見るという計画なのに
どこに泊まるか決めてないのですよ!
さすが子どもだ。無謀にもほどがある!
(そこまで考える余裕はないのですが。)
私だったらまず泊まるホテルを押さえます。
でもそこは考えないのが子どもですね。
熊本ついたものの、
どこに泊まるかわからないまま日がくれて・・・
そのあとの顛末が面白いです。
主役の
まえだまえだの二人がいい味出してます。
海よりもまだ深く
是枝監督作品です。
何の話か知らずに見はじめました。
話が進むにつれて主人公の情けなさが
どんどんあらわになってきます。
主人公の良太は小説家。
それだけでは食べていけないので
興信所で働く。
お金に困る生活らしい。
なのに興信所の仕事で入手したお金に手をつけて
競輪に行く。
よせばいいのに負けがこんで結局儲けはない。
妻とは離婚した。
月に一回子どもに会うことになっている。
毎月養育費を払う約束だが、
この様子ではろくに払っていない。
ちょっとした収入を得ても
すぐにギャンブルにつぎこんで
すっからかんになる。
そのお金をとっておけば養育費は払えるだろうに。
足りなくても誠意は見せられるだろう。
なのに良太は一円も払えない。
姉に借りたり、
年金生活の母を当てにする始末。
今回も養育費が払えないので
母のアパートへ行き、
こっそりへそくりを盗もうとしている。
(こんなだらしない男、私でも離婚する。)
樹木希林扮する母親が
「なんで男は今を愛せないのかね」
と語ります。
男は
叶わない夢を追いかけたりする。
「なりたいものになれたかどうかじゃなくて、
なりたいものになろうという気持ちで生きてきたかが大事」
と語ります。
たしかに何かを目指して生きるのは大事なことだと思います。
でも、
「小説家を目指してる」
といっていつまでも中途半端な生き方をされたら
奥さんは困るでしょうね。
良太も何かを諦めなければいけないのではなかろうか。
台風の夜更けに
そうそう、あの燃えかすはうっかりしてると溜まるのである。
それから、カルピスをグラスに入れて冷凍庫に入れて
凍らせていました。
スプーンでガリガリと削って食べるのですが、
久しぶりに見てみた作品 『太陽と月に背いて』
レオナルド・ディカプリオの演技がなんとみずみずしいことでしょう!
17歳のランボーはヴェルレーヌの招きでパリにやってきて
初対面のヴェルレーヌ家で食事をするのですが、
ランボーは礼儀なんか知ったこっちゃないですね。
手づかみでむしゃむしゃがつがつ、
そして遠慮ないゲップ・・・。
置物は壊す、十字架は盗む、本棚の本のページを破る。
めちゃくちゃです。
すっぽんぽんで窓から身を乗りだしたり、
詩の朗読会では他の詩人の詩をけなしたりします。
何をするか分からない
自由奔放なランボー。
しかしそこが魅力なんですね。
ヴェルレーヌにとっては。
ところでヴェルレーヌってDV夫なんですか?
妻に対してすごく優しいときもありますが、
暴力を振るうときもあります。
暴力を振るった後は、
「ごめんよ、でも君も悪いんだ」と
泣きながら妻にすがりつきます。
こういう態度を取られると
妻としては別れようにも別れられません。
すごく厄介な性格の夫です。
しかし女性に手を挙げる男性は私は許せません。
奥さんは嫌じゃないのでしょうか?