かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

映画の話 『続 菩提樹』

『続 菩提樹』58年 ドイツ


トラップ一家といえば『サウンド オブ ミュージック』が有名ですが、
これはドイツ版トラップ一家物語です。
アメリカに亡命したトラップ一家のその後のお話。


一家でファミリー合唱団を結成し、
アメリカ各地をどさ回りしますが、
会場はいつもガラガラです。
ついには契約を切られてしまいます。
ニューヨークに戻ってとりあえずアパートに住みますが、

とてもボロボロのアパートです。
仕事がありません。
所持金をかき集めても3ドルくらいです。
トラップ男爵が
「ホテルでポーターでもするよ」

というくらい窮乏を極めていました。


苦境続きでしたが、トラップ一家には常に歌がありました。
子ども達が歌い出すと、オンボロアパートの住人たちが窓から顔を出し、

外に出てきます。
子ども達の歌声に引き付けられて聴き入っています。
とても心温まる光景です。
こんな風に彼らの歌を聴いてくれる人もいるのです。


しかしホールで歌うと受けません。
多分大衆向けではなかったのでしょう。
聖歌隊の歌とかバッハの宗教曲は受けなかったのですかね?
私は聞き惚れましたよ。
特にボーイソプラノがすごいです。


マリアはいつも前向きですてきです。

2006年大相撲のラクガキ 前半

ラクガキ帳にある相撲のラクガキを発掘するシリーズ

2006年 前半

初場所栃東が優勝しました。

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栃東が優勝

琴欧州大関に昇進したことで

白鵬に火が付きました。

白鵬大関に昇進しました。

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白鵬大関

 

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把瑠都登場

 エストニアからやってきた把瑠都が大活躍。

新入幕で敢闘賞です。

(全く関係ないですが、ピアニストの似顔絵も・・・)

 

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白鵬初優勝

夏場所白鵬が初優勝しました。

大関での優勝です。

 

 

2005年の大相撲ラクガキ

いずれ捨ててしまうラクガキを

ブログに乗せておくシリーズ。 

 

2005年は朝青龍が全盛期でした。

そこにブルガリア出身の琴欧州

実力をつけてきました。

 

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朝青龍vs琴欧州

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朝青龍を倒す琴欧州

 やがて琴欧州朝青龍を倒すほどになりました。

 

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朝青龍7連覇

 朝青龍は年6場所を制覇し、

7連覇という偉業を達成しました。

強かったです、朝青龍

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琴欧州大関


大活躍の琴欧州大関に昇進しました。

最速記録だったようです。

 

 

 

公園のキノコ

会社の隣の公園にキノコが生える季節となりました。

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今まさに出てくるキノコ

白いキノコが土から出てこようとしていました。

 

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傘が開くとこんなキノコでした。

 

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イガイガだんご?

イガイガだんごみたいなのを発見しました。

 

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翌日。

君もキノコだったのか!

 

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傘が大きくなってきました。

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傘が開くとこんな感じです。

 

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傘が反り返ってお皿みたいになりました。

 

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大きいキノコは直径約15cm。

(シャーペンとの比較)

 

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傘が反り返ってお椀みたいになったキノコ。

直径約20cm。ジャンボサイズです。

 

テングダケと思いますが、どうでしょうか?

 

 

立山黒部アルペンルート 2

黒部立山アルペンルート 2

富山 ⇔ 室堂
長蛇の列との戦い

この旅行に出発する前に最大の疑問だったのが
立山黒部アルペンきっぷは
同じ所を何度も行き来できるか?
ということでした。
きっぷの説明を読むと、
「有効期限内は何度も乗り降りできる」
とのこと。
私と友人は富山から立山に行き、
また富山に戻って富山に宿泊し、
また立山に行き、、、
という計画を立てていました。
しかし、ケーブルカーや高原バスを何回も利用できるのか
確証はありませんでした。
一方通行で一回しか使えず
没収されたらどうしようと心配でした。

結論。
何度も行き来してかまいません。
私たちはケーブルカーも高原バスも
3回乗りました。

二日目は富山駅から室堂に行き、
室堂を散策して富山に戻るという日程です。

富山電鉄でケーブルカーの指定を取ります。
8:56の特急に乗りましたが、乗客はまばらです。
観光客が少ないのかな?と思いましたが
そんなわけがありません。
1時間弱の列車の旅で、
徐々に標高が上がっていきます。

立山駅に着くと、車で来た人や団体客がたくさんいて、
ケーブルカー乗り場は長蛇の列ができていました。
10:00のケーブルカーの指定を取ったものの、
本当に乗れるのか心配なくらいでした。
トイレに行く暇もなく列に並んで待ちました。
ケーブルカーは満員ぎゅうぎゅう。
ぎゅうぎゅう過ぎて暑かったです。

美女平に到着。
ここで高原バスに乗り換えますが、
ここでも長蛇の列です。
バスに乗り切れるのか不安でしたが
バスは2台だったので乗れました。

美女平は標高約1000。
涼しいかと思いきや暑かったです。
美女平は立山杉の森があります。
樹齢1000~1500年の立派な杉もあるので
時間があれば散策したかったです。
すべてバスの車窓から見ただけです。
称名の滝もバスの車窓から見ました。

弘法という地名がありました。
弘法大師が杖を突き立てたら水が出た
という言われのある場所だそうで、
こんなところにも弘法大師!と驚きます。

弥陀ヶ原、天狗平と
徐々に標高は上がっていきます。
終点、室堂に到着です。

旅行前から気になっていたのは
室堂の気温です。
標高は2450メートル。
9月とはいえかなり涼しいだろうと
重ね着できるように準備はしました。
室堂は曇っていて、周りは真っ白。
バスから降りると寒かったです。
歩き始めるも、周りは雲で景色がみえないよ・・・。
それでもミクリガ池からぐるりと歩いているうちに
雲は晴れてきました。山の裾野が見えてきます。
残念ながら頂上は見えませんでした。

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室堂平


エンマ台からりんどう池、
血の池、みどりが池、と歩き回りましたが、
歩くとすごく息が切れます。
運動不足もありますが、
酸素も薄かったのだと思います。

立山というと
ライチョウが有名ですが、
残念ながらライチョウを見ることはできませんでした。
しかし、オコジョが走り去るのは目撃しました。
高山植物もあまり咲いていません。
花の時期と少しずれていたみたいです。

14:20のバスで下山する頃にはかなり晴れて
景色がきれいに見えました。
それでも山頂は見えませんでしたが。

弥陀ヶ原でバスを降りて1時間ほど散策しました。
室堂は石畳でしたが、
弥陀ヶ原は木道で歩きやすかったです。

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弥陀ヶ原の木道


笹やハイマツ、そして小さな高山植物の花が咲いていました。
蝶やバッタがやたら人なつこい。

 

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小さな花


しかし、
暑い。

長袖2枚重ね着したら暑かったです。

15:55のバスで美女平に向かいました。

ホテルに帰ってニュースで大相撲をチェックしました。
私たちが立山
ひゃっほー
と散策しているうちに
白鵬が休場していました・・・。

空気人形

「空気人形」(2009年)

是枝裕和監督の作品なんですが、
今まで見たのとちょっと作風が違いました。
リアリティーよりファンタジーという感じでしょうか

そしてモヤモヤが残る作品でした。
 
主人公の男性、秀雄は空気人形の「のぞみちゃん」と暮らしています。
のぞみちゃんはさみしい?男性の夜のお供用に作られたビニールの人形です。
(注意!R15+指定作品)
秀雄はのぞみちゃんに服を着せて
一緒に食卓でご飯を食べたりする
毎日を過ごしていました。
そんなのぞみちゃんはいつしか心を持つようになりました。

秀雄が出勤した後、彼女は服を着替えて(メイド服:秀雄の趣味)
外に出ました。
初めて見るものばかりです。

のぞみちゃんの動きは変で、
(まだうまく動けないらしい)
こんなメイド服で歩いている娘がいたら
注目されそうなんですが、
あまり誰も気にしていません。
そして彼女はレンタルビデオ店に入り、
なぜかそこでバイトをすることになります。
なんというか、リアリティーがありません。
是枝監督の作品なのに。
 
まず、人形が人間化して動いているのに
その変化に主人公が気がついていない?
映像では、ビニール人形だったのが
生身の人間に変わって人形を演じる、
という演出に変わります。
とすると、仕事から帰って来た秀雄は
人間になっているのぞみちゃんを見て驚くはず。
「あれ?ビニール人形なのに生身の人間みたいになってる!」
という反応になるはず。
しかし帰宅した秀雄は彼女を見てもなにも驚かず、
いつも通り人形として女を扱います。
???
秀雄には彼女はビニール人形に見えているという
設定なのか?
明らかに人間が演じているのに?
肌も髪の毛もリアルな人間のものですよ?
びっくりしないほうがおかしいです。
町の人が彼女を見てもなにも驚かないところをみると、
彼女は人間の姿に見えているという設定です。
(ビニール人形が歩いてたら大騒ぎです。)
なのに秀雄は「人形が人間になった」ことに
疑問を感じないまま話は進んでいきます。
一体どういうことなのかそこが気になって、
モヤモヤしたまま見終えました。
 
これが舞台演劇ならば、
人間が人形を演じるという演出でも
不思議はないのですが。
 
それから、のぞみちゃんはなぜレンタルビデオ店で働くことになったのでしょうか?
のぞみちゃんはまだ動作も言葉もぎこちないです。
バイトするのに履歴書は提出しなかったのでしょうか?
そもそものぞみちゃんは文字を書けるのでしょうか?
何も知らない、おかしな行動をする女の子
という風に見られないのでしょうか?
いろいろなことが気になります。
どういう設定なのでしょう。
リアリティー追求せずに
ファンタジーとして見るべきなんですか?
しかしいつも細部にリアリティのある作品を
作る是枝監督にしては、
この曖昧な設定は疑問が残ります。
 
そして、ラストはけっこう
スプラッタ
ですよ?