かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

諸行無常の響きあり

大阪場所を見て
やはり白鵬関は衰えてきたと感じます。
もう無敵ではなくなりました。
それは去年から感じていたことですが。

去年あたりから、終盤の大事な局面で星を落とすようになりました。
かつて白鵬関が昇進してくるときに朝青龍関が少しずつ衰え始め、
負ける回数が増え始めたことを思い出します。
かつては衰え始めた朝青龍関に白鵬関が追いつき、
今度は衰え始めた白鵬関に次の力士が追いつこうとしています。
 
長年白鵬関を見てきた私としては
これから白鵬関が衰えていく姿を見るのはつらいことです。
しかしいつかは強い横綱も衰えていきます。
ただ、急激にがっくり衰えるとは思えません。
朝青龍関は驚異的な粘りで復活優勝もしています。
白鵬関もそう簡単に後輩にトップの座を譲るとは思えませんが、
今まで通りの稽古・調整の方法では
今後対応していくことは難しくなるでしょう。
何らかの軌道修正が必要になることでしょう。
(実際彼は稽古の方法について方針転換をしているようです。)
 
新しい力はどんどん出てきつつあります。
それに対抗して綱を張り続けるために、
白鵬関はどう対処するのか、それが注目点になります。
 
ファンというものは悲しいもので、
ひいきの力士が衰えてつつあると頭では分かっていても、
心ではまだ受け止められません。
いつまでたってもかつての全盛時代の姿が頭から離れないので、
ついつい淡い期待をして見てしまいます。
 
最初の兆候は、あれ?というところで星を落とします。
しかし、たまたまだろうと思います。
しかしそのうち星を落とす回数が少しずつ増えてきます。
全盛の頃ならばこんな連敗はしなかったのに、
どうしても落とせない終盤にふんばりきれなくなります。
そういう場所が重なっていきます。
でも、ファンはその事実を認めたくありません。
一時的な疲れか、体調不良かと思いたいのです。
でもやがて認めざるをえなくなります。
力が衰えてきたのだと。
 
白鵬関は不祥事で揺れた大相撲を支えてきました。
その心労はたまりにたまってなかなか抜けきらず、
そのうちにアスリートとしてのピークも過ぎて下り坂にさしかかって
きたようです。
いつまでも無敵で君臨するわけにはいかないのです。
 
相撲ファンとしては、白鵬関が衰えきってしまう前に次の横綱が誕生することを
切に願っています。
今ならまだ白鵬関の衰えも小さいでしょう。
白鵬関が弱くなる前に、次の横綱との火花を散らした闘いが見たいのです。
朝青龍vs白鵬の対決が盛り上がったように、
東西に横綱が揃って対決する日が来るのを待っています。
 
早くしないと白鵬関が弱っちゃうよ~。
早く誰か横綱になってー!!