かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

あのシーン このセリフ・・・・(1)


「日本なんかだめさ
与えられすぎた自由で
頭がマヒしちまってる
敵が攻めてきたとしても
両手をあげて
笑顔でようこそというのが
関の山だろ」


『TOMOI』
秋里和国弐 著 小学館文庫 

p.177より

ひねくれ者で皮肉屋の主人公 友井のセリフ。

ドイツ人リヒャルトがテレビで戦争のシーンを見ながら
冗談で友井に話しかけます。
「(また戦争をして)ドイツと日本が組んだらビビるぞー」
その時に友井が返した言葉が
冒頭のセリフです。

「与えられた自由で頭がマヒしている」
というのは、ずばり鋭いところをついている と
読むたびに思います。

作品の主題とは関係ないのですが、
このセリフが印象に残っています。
(他にも印象に残っているセリフはたくさんある)