どら平太
２０００年 日本
敵を欺くにはまず味方から
とはいえ、
この遊びっぷりはどーだぁ！？
酒の飲みっぷりも、ばくちの打ち方も、芸者遊びも
けた違いでございます。
ごろつきだらけの濠外界隈でも、
あっという間に皆に好かれて
「兄貴！」と呼ばれるこの「どら平太」、
実はお奉行さまだったのです。
濠外の悪人どもを「お掃除」しに来たのでした。
正義の味方が敵を欺くために遊び人のふりをするのは
時代劇ではよくあるパターンですが
これほど豪快にやってくれると
実に痛快です。
老中たちの怒りの集中攻撃もさらりとかわして、
なんのかんのいっても最後にはまるく納めてしまうのでした。
四角四面に物事を解決しようとすると
まともに衝突して険悪にもなるけれど、
どら平太は実に軽妙に対処するので
無駄に言い争ったりケンカ沙汰に持ち込んだりはしないのです。
うまい！
それにしても役所広司に殴られると
非常に痛そうです・・・・・。
