かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

あやしいきょうだい

月下の恋』(95年 イギリス)

ホラー作品なので借りるのをためらっていた作品です。
怖くて夜眠れなくなったらどうしよう・・・
と、ドキドキしながら借りて、
昼間に見ました。
明るい昼間なら見られます。
ただし夜だったら眠れなかったかもしれません。

主人公のデービッドがは心理学者で、
幽霊なんか全く信じていません。
降霊術のインチキを暴くのが彼の専門分野です。
彼は依頼を受けて、ある屋敷を訪れ、
屋敷に幽霊がいないことを証明しようとします。
しかし、屋敷に泊まったデービットに
奇妙な出来事が起こるのでした。

夜中にドアをカリカリと引っ搔く音がします。
それからドンドンと叩く音がしました。
ドアノブが動いて、誰かがドアの向こう側にいる気配がします。
デービットはドアを開けようとしますが、
ドアが開かない!
こんなささやかな現象ですが、
夜中にこのシーンを見たらかなり怖いです。

いや、その屋敷の怪奇現象よりもですね、
私は屋敷の住人の方が大いに気になります。

美しく奔放なクリスティーナ。
陽気な兄のサイモン。
絵を描くロバート。
この3きょうだいがあまりにも親密すぎてとても奇妙です。
兄のロバートは妹のクリスティーナをモデルに絵を描いていますが、
いくら兄妹でも妹の裸の絵を描くだろうか?
クリスティーナが湖ですっ裸で泳ぎだしたのには驚きましたが、
続いて兄のサイモンまですっ裸で湖に飛び込みました。
兄妹ですっ裸で泳ぎますか、普通?

見れば見るほどこの3人の関係が奇妙で
気になって仕方がありません。

デービッドはクリスティーナと恋に落ち、
怪現象は続出し、
幽霊なんかいないと実証しようとすればするほど
怪現象はひどくなっていくのでした・・・・・・・。

いったいどんなオチが?
と引き込まれました。
ヒントは随所にありましたが。

舞台はイギリスなので
風景とかお屋敷とかが美しいです。