かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

トランスポーター

トランスポーター

2002 年 フランス 
                       

気に入ったぞ、フランク。

仕事を頼むなら、ぜひこの男。
(といっても「運ぶ仕事」しかしませんが。)
仕事をする手際のよさ、無駄のなさ、常に冷静で厳格、
すばらしい。

元軍人なので、いかなる危険な目にあってもたいてい自力でなんとかできます。
自宅にミサイルをぶちこまれても、一斉射撃をくらっても、
フランクがいれば心強いです、きっと。
しかし、家庭生活には不向きな男です。
同居するのには「難しい」性格かもしれません。
無駄口をたたかないし、愛想もありません。
自分に厳しいルールを課するタイプなので、
たいていの人はついていけません。
時間厳守できない人は、フランクとはつきあえません、多分。
(いや、無茶苦茶ずぼらな人は、逆に案外つきあえるかも・・・)

自分の仕事にもいくつかルールを課しています。
この第1作品では「ルール 荷物をあけない」というルールを破ってしまい、
事件に巻き込まれます。
「ルールを破るとこれだ・・・」
と自分で自分にぼやいている姿がなんとなく可笑しいです。 
乱闘をしたあとに、ちゃんと自分の服を取り返してくるという妙な几帳面さがあります。
愛車も常に清潔に保ちます。
(一年に一度洗車するかしないかという私とは
ずいぶん違います。)
とてもいい味をだしているキャラクターです。