かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

読書の日々

読書をするときに、私はなぜか数冊の本を同時に並行して読みます。
一作品を読み終えてから次に、ということはあまりしません。
(まれにのめりこむ作品があったとき、一作品に集中します。)

現在並行して読んでいる作品。
Patricia Nell Warren の
”The Wild Man”。
三分の二を読んだ時点で、恋人が拉致され主人公が危機的状況に追い込まれる
という展開になり、読みながら動揺しています。
主人公たちには幸せになってほしいと思っているため、
こういう展開は読んでいて辛いです。
それに、ひょっとするとこのまま悲劇的結末に向かうのではという予感がして、
続きを読みたいような読むのがこわいような状態です。
気になって眠れないので、眠る前には読めない作品です。

登場人物に好意を持ってのめりこむと、たいそう感情をかき乱されて困るので、
たいしてのめりこまない作品も並行して読みます。
気分転換です。

石川達三の『青春の蹉跌』。
主人公をはじめ、登場人物の誰にも親近感や好意をもてないので、
かえって安心して読むことができます。
どんなに悪い方向に展開しても、冷静に読めます。
なかなか面白い作品です。


小野不由美十二国記シリーズ。
登場人物については好感を持っているものの、
特にすごく肩入れするわけではないおかげで、
割と気軽に読める部類に入ります。
とはいえ、主人公がいつも悩んでいるので
気軽なお話ではありません。
中国風のファンタジーで、
麒麟が王を選ぶとか、民は木になる実から生まれるとか、
独特の設定を読むのか面白いです。
主人公は悩み苦しむけれど、多分
そんなに悲劇的な展開にはならないだろうと予測しているので
その点では安心して読んでいます。

もっと、明るくて気楽な作品を読めば楽しいのかもしれない。