かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

PROMISE

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な、なぜチェン・カイコー監督がこの作品を撮ったのであろうか??

チャン・イーモウが HERO や LOVERS を撮ったり、
アン・リーが グリーン・ディスティニー を撮ったりしたように、
こういう特殊映像満載スペクタクル作品を
一度は撮ってみたくなるものでしょうか?
チェン・カイコーよ、おまえもか・・・・。)

正直なところ、特に興味はなかったのですが
テレビで放映されていたので見ました。

野牛の群れよりも早く走るクンルンの合成映像を見て
「ありえねー!」
とつっこみをいれ、
鳥の衣装を着た王妃が空を飛ぶのを見て
「ありえねー!」と
つっこみをいれ、
なんなんだ、このマンガのような現実離れした演出は・・・と、
ややあきれたものです。

しかし、見ているうちに思いました。
監督はわざと現実離れしたマンガのような演出にしたのではないか?

王妃が捕えられるシーンがありましたが、
監禁されるのがなぜか巨大な鳥かごなのです。
これを見て、なんとなく舞台演劇を連想しました。
よくよく考えてみると、この作品はどこか
舞台演劇のような雰囲気があるような気がします。
登場人物たちのデフォルメされた行動や、
例えばラスト近くの裁判のシーンなど、
演出が舞台演劇のようなのです。

もし、この作品を舞台演劇にしたら
ひょっとして面白いかもしれないと ふと思いました。
でも冒頭の戦闘シーンを表現するのは難しそうです。
そうすると、やはり特殊映像を使ったほうがよいということになりますね。
しかし、舞台演劇のようなセットや演出をすることで
ハリウッドのような単なるスペクタクル作品ではなく
独特の美を持った作品に仕上げることが可能です。

それにしても、王妃が本当に愛していたのは
誰だったのでしょうか?
最初は人違いでカンミン将軍を好きになったけれど、
命の恩人がクンルンと分かった後に
彼女の心はどう動いたのでしょうか??
ううむ、なぞだ・・・。