かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

ハーフ ザ ワールド

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今日は久しぶりに気温が下がりました。
もう9月も終わりですから、そろそろ秋らしくなりつつあるのでしょう。

ハーフ ザ ワールド

1993 オーストリア


今年の夏は本当に暑かったです。
太陽光線が刺すように痛かったです。
痛い太陽光線、というので思い出したのが
オーストリア映画の『ハーフ ザ ワールド』です。

近未来のお話でした。
オゾン層が破壊されたため、太陽光線は生物にとって脅威となりました。
人々は有害な日光を避けるため昼間は屋内から出ずに眠り、
夜になると活動します。
生活のサイクルが逆転した世界になっているのです。
その世界では過去の風景写真や映像を持つことが禁止されています。
美しい山河や湖、日光浴をする人々の画像は、
この時代では失われた世界であり、
過去への憧憬そして、現世界での無謀な試みを持たせないために禁止しているらしいのです。
人々が昼間に外に出たがったら大変なことになりますから。
しかし人々は「日光の下の美しい風景」に対する
憧れを捨てられません。
そこで、こっそり風景写真を密売したりするのです。

ストーリーはあまり楽しいものではありませんでした。
オーストリアの映画ってどんなのかなと思って見ただけだったので、
近未来の描かれ方が興味深かったことだけを覚えています。
あの近未来が現実になる日がくるかもしれない。
この夏の暑さで ふと思い出した作品でした。