かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

相撲のない月

4月。
相撲のない月です。
相撲ロスに陥っている今こそ、読書、映画など相撲以外のことに
手をつけるチャンスです。
ということで読書について。

『ホット・ターゲット』(上 下) スーザン・ブロックマン
 
普段あまり読まないジャンルを読もうということで選んでみました。
ジャンルはロマンティックサスペンスかと思います。
女性映画プロデューサーに何者かから脅迫メールが届き、
ボディガードが彼女の命を守るという筋書きです。
・・・これがなかなか読み進まないのです。
内容が難しいわけではないのに。
ドストエフスキーの『罪と罰』に比べたらはるかに読みやすい内容&文章でございます。
なのになぜこんなにはかどらないのであろうか?
 
読んでも読んでもあまり事件が進みません。
それよりも
ジェインとコズモがどうした、
パティとロビンがどうした、
ジュールズとアダムがどーした
といった恋バナの記述が延々と続いております。
これが原因でしょうかね。

ロマンス7割、サスペンス3割。
そういうジャンルだから仕方ないけれど、それにしてもこの偏り方はいかがなものか。
主人公のジェインとコズモのロマンスの記述が多いのは当然として、
脇役の恋のゴタゴタまで丁寧に書いてあります。
なので、どこを読んでも
ロビンと食事をしたくてやきもきしているパティだの、
昔の恋人と再会して心乱れるFBI捜査官ジュールズの
ぐちゃぐちゃの内面心理描写だのが
長々と続くのであります。

どうでもいいけど事件はどうなったのよ?
とつっこみを入れようとしたら
思い出したように撮影現場で事故が起きたりして
一応事件は続いています、というのが分かります。
なんだかなあ・・・。
去年読んだ宮部みゆきさんの『楽園』は興味深くて順調に読めましたが、
この『ホット・ターゲット』は手を止めて机の上に置いたら、
そのまま何カ月も放置してしまいそうです。
・・・つまり興味をそそられないってことですかね・・・。

しかし、読み始めたからには最後まで読みます。
現在下巻の半分まできていて、犯人は意外と近くにいるということが分かったものの、
全く犯人を絞り込めてなくてついに犠牲者が出たという状況です。
そして、そんなことより
ジェインとコズモはどうなる!?
FBI捜査官が恋愛問題で疲労困憊(そんなことで捜査ができるのか!?)
ロビンの「僕ってもしかしてゲイ?」という深刻な問題などなど、
もう事件以外のことが盛りだくさんでございます。
事件よりもこっちのほうが重要なパートになっておりますよ。
なにはともあれがんばって読みます。
 
ああ、これを読むより他に読みたい本が
たくさんあるんですけど~。