かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

3月のスポーツ観戦

フィギュアスケートの世界選手権に
ウズベキスタンのミーシャ・ジー選手が出ていました。
(男子シングル)
ショートプログラムは「アベマリア」、
フリーは「シェルブールの雨傘」。
どちらもしっとりと悲しく美しい旋律なのに、
すごく熱く過剰なまでの振り付けのプログラム。
ほとばしる情熱に会場中が釘付けです。
自分の世界に没頭するあの情熱、
引退した町田君に通じるものがあります。

 
 
春場所の15日間、白鵬関は報道陣に対して無言を貫きました。
マスコミに対して怒っているのか、ふてくされているのか?
白鵬関の意図は分かりません。
が、日がたつにつれ私は思いました。
無言の白鵬が結構好きだ。
「私が語る言葉ではなく、私の相撲を見てくれ」
と言っているような気がしました(勝手な想像で)。
日本人はたいてい寡黙な男が好きだと思います。
高倉健さんみたいに。
男は黙って態度で示せ、というのが日本人の好みではなかろうか?
そして白鵬関は15日間黙って相撲を取り続けました。
 
今場所は白鵬関の相撲を厳しくチェックしました。
ここ数場所の白鵬関の相撲は「暗黒の白鵬」ともいうべき
あまり美しくない内容だったので。
15日間を総合して見るといい内容だったと思います。
(14日目はあっけない勝負だったのがやや残念でしたが)
立ち合いは鋭く低く踏み込んで左上手狙い。
白鵬関の「型」ともいうべき立ち合いが大半でした。
凶暴なかちあげや張り差しの乱発はありませんでした。
安易な引き技、雑なはたきもなかったし、
ダメ押しもありませんでした。
つまり、ちゃんとした白鵬関の相撲です。
白鵬関は相撲を修正してきたのだと感じました。
ここ数場所の荒れた白鵬はいったいなんだったのだろう?