かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

バンディッツ

バンディッツ

97年 ドイツ

面白い。
あのラストを見て『テルマ アンド ルイーズ』を思い出した。

刑務所の中でロックバンドを組んでいる
ルナ、エンジェル、マリー、エマの四人は、
ある夜刑務所から脱走した。
ダサい囚人服と車一台でこれからどうするのか?
彼女たちの逃亡が始まる。
脱走したからには身を隠して逃走するのが普通なのに
彼女たちは堂々と逃げる。
自分たちの逃亡がニュースになっていないといって憤慨し、
テレビ局とコンタクトして独占インタビューもさせた。
自分たちの曲が勝手にラジオで流されたため、
彼女らはレコード会社に乗り込み、お金をぶん取る。
逃走中とは思えぬ大胆さである。
クラブでいきなりバンド演奏をはじめ、客とノリノリ状態になる。
(・・・あのー ・・・逃走中ですよね???)
なんとも自由奔放な逃走である。
以前はいくらデモテープをレコード会社に送っても不採用だったのに、
「逃亡中の囚人バンド」という話題性に目をつけて
レコード会社が彼女たちのCDを発売した。
彼女たちのバンド「バンディッツ」はどんどん人気者になっていく。
しかし、せっかくスターになっても売上金が手元に入るわけでない
(逃亡中ですから)、
コンサートもできない
(逃亡中ですから)。
変なスターだ。
でもバンディッツはどこででも演奏しちゃうのだ、路上でも。
なんてカッコイイ。
船着場で演奏するクライマックスの彼女らのなんとカッコイイこと。
彼女らは一体どうなったのか・・・?

どこまでも逃げろ!バンディッツ