かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

リサ

ずっと以前に見た映画のことを今更ながら書きます。
機会があればまた見たい作品です。
でもビデオレンタル店では見かけません。

リサ
LISA

96年 ベルギー・スイス

登山家のリサと、ピアニストを目指すサムエルとのラブストーリーです。。

この二人の馴れ初めが面白い。
リサには同棲している恋人がいました。
ところがある日,リサがマッターホルン登頂を途中で断念してアパートに帰ると、
彼は浮気の真っ最中でした。怒ったリサはアパートを飛び出します。
怒りのおさまらないリサは、そびえたつヒルトンホテルの外壁を登り始めたのでした。
当然こんなことをしていると警察が駆けつけます。
リサはホテルの屋上まで登りきって、ザイルを使って降りる途中でした。
下にパトカーが見えたので、リサはすぐ近くの窓をノックして部屋の中に入れてもらいました。
その部屋に泊まっていたのがサムエルでした。
彼は国際ピアノコンクールを間近に控えて落ち着かない気分でした。
そこに、突然窓から女性が入ってきたのです。
 ここは地上何階だ?? 
何が何やらわからぬまま、リサに頼まれるままにサムエルは服を貸して
リサが警察から逃れるのを手伝いました。
こんな具合で、出会ったときはロマンスが芽生える暇もありません。
リサが服を返しに来て、何気なく会話を交わすようになって、少しずつ二人の距離は縮まっていきます。
リサはひとりで何でもできる女性です。タイヤがパンクしたら自分でタイヤ交換をするし、
部屋のペンキ塗りもします。
目標はマッターホルン登頂です。なんともしっかりした女性です。
かっこいい。私は好きです、こういう女性が。

一方でサムエルのほうはいいところのお坊ちゃまみたいですね。
ママの厳しい英才教育に逆らうことなく、ピアノの道を進んできたらしいです。
多分、心優しくて繊細なので、反抗もできなかったのだと思います。あのママではねぇ・・・。
(二言目には「あなたのためにどれだけ投資してきたと思っているの。
無駄にしないで頂戴」ときたもんだ。)
今までママに管理されてきたサムエルでしたが、リサとの出会いによって変わり始めます。
当然、サムエルのママはリサと息子の恋が気に入りません。
コンクールを控えているからなおさらです。
コンクール当日まで、サムエルはリサと離れ離れにされ、
修道院に缶詰状態でピアノの特訓をさせられるのでした。
そしてたくましい(?)リサ姫は、修道院の壁をよじ登って幽閉されたサムエル王子に
会いにいくのでした(ちゃんちゃん♪)。

この恋は前途多難だろうなあ…。