かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

勝手にしやがれ

イメージ 1

久しぶりにブログを書いてみましょう。

勝手にしやがれ
(59年・フランス)

主人公のミシェルの行動にはぶったまげます。。
本当に勝手にしやがっているのです。

次から次へと車を盗みます。
盗難車を売りつけるのが彼の商売だから、というのも理由だけれど、それだけではありません。
盗む必要がなくたって、その場で欲しいと思ったら盗むのです。
車だけではありません。お金も盗みます。
それから女を食事に誘います(強引に)。
しかし手持ちの金がありません。
どうするか。
「ちょっと電話をかけてくる」と言ってその場を立ち去り、
お金を盗んできます。
盗むことに何の罪悪感も良心の呵責もないのです。
あまりにもあっけらかんとしすぎていて、怒るよりもあっけにとられてしまいます。
あの奔放さは何?
ミシェルには道徳観など通用しません。
そしてこの作品を「不道徳だ」といって文句を言うのもピントが外れているように思います。
なんなんだろう・・・?
このスカーンと突き抜けたような、冷めた感じは?
 (よい子は真似をしてはいけません。)