かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

やけに弁の立つ弁護士が

少し前に放送されていた
『やけに弁の立つ弁護士が学校で吠える』
というドラマを見ていました。

学校で起こる様々な問題を
学校専門の弁護士「スクールロイヤー」
の田口が解決していく・・・
はずなんですが、
毎回見た後にモヤモヤが残りました。
田口は「弁が立つ」のですが
実はあまり問題を解決できていません。

我が子が先生に暴力を振るわれたと
訴えて来るモンスターペアレント
吹奏楽の練習がうるさいと怒鳴り込んで来る近所のおじさん。
田口は法律を挙げてビシビシっと相手を黙らせます。
そこはまあ、ちょっとはスカッとします。
しかし、それで問題は解決しません。
法律を振りかざしてビシッと言えばいいそれで終わりというものではなく、
学年主任の三浦が必ず相手のところに行って
フォローします。
人情に訴えるというか、根回しというか、
波風が立たないようにうまく処理するわけです。
田口も三浦もお互いに
「あなたのやり方では解決しない」
と思っています。

モンスターペアレントだの
教師の長時間労働とか
変な校則とか
いじめとか
ありとあらゆる問題が取り上げられますが、
「こんなことではいつまでたっても
解決しないよ・・・」
と暗澹たる気持ちになります。

学校の抱える問題は深い。
とてもじゃないけれどスカッとなんかしません。
最終回だけは少しスカッとしたかな。
(主演は神木隆之介