かじさんのつれづれなるままに

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「ハ ヒ フ ヘ ホ」

浅川哲也さんの『日本語の歴史』によりますと、
日本語の発音は昔は今とは違っていて
奈良時代には、ハ行の音はP音だったそうで、
ハ ヒ フ ヘ ホではなく
「パ ピ プ ペ ポ」と発音したそうであります。
これが平安時代には「ファ フィ フ フェ フォ」に変化したそうで、
江戸時代に 「ハ ヒ フ ヘ ホ」になったそうな。
そうすると大伴家持のあの歌
 
うらうらに 照れる春日に 雲雀上がり
 こころ悲しも 独りし思えば
 
はこう発音されていたようであります。
 
ウラウラニ テレルパルピニ ピバリアガリ
 ココロカナシモ ヒトリシオモエバ
 
テレルパルピニ ピバリアガリ・・・
 
なんだかかわいい音ですね。