2016-06-05 「ハ ヒ フ ヘ ホ」 本棚 #ノンフィクション、エッセイ 浅川哲也さんの『日本語の歴史』によりますと、 日本語の発音は昔は今とは違っていて 奈良時代には、ハ行の音はP音だったそうで、 「ハ ヒ フ ヘ ホ」ではなく 「パ ピ プ ペ ポ」と発音したそうであります。 これが平安時代には「ファ フィ フ フェ フォ」に変化したそうで、 江戸時代に 「ハ ヒ フ ヘ ホ」になったそうな。 そうすると大伴家持のあの歌 うらうらに 照れる春日に 雲雀上がり こころ悲しも 独りし思えば はこう発音されていたようであります。 ウラウラニ テレルパルピニ ピバリアガリ ココロカナシモ ヒトリシオモエバ テレルパルピニ ピバリアガリ・・・ なんだかかわいい音ですね。