かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

テレビ番組

浦沢直樹の「漫勉」
萩尾望都編を見ました。
 
萩尾さんは下書きの段階でかなり描き込むんですね。
さいとう・たかをさんなんか顔の下書きは
まるかいて十字を書いて、
いきなり眉からペンで書いていたのでびっくりしたもんです。
しかもGペンなんかではなくサインペンだった・・・。
 
萩尾さんはペン入れも細かかった。
重要なシーンではひとコマ描くのに
下書きで2~3時間、
描いたり消したりを繰り返して
ペン入れでまた2~3時間。
たったひとコマを描くのにこれだけの労力を費やすのか、と思いました。
 
萩尾さんが言うには
読者の感情を揺さぶるというのはとても大変なこと、
だから描き手も必死でやらなければいけない
のだそうです。
たしかに。
萩尾さんの『残酷な神が支配する』は読んでいて
気分が悪くなるほど絶望感を感じ、
途中で読むのを止めてしまいました。
(多分再度チャレンジするのは難しいであろう。すいません、萩尾さん。)
それくらい読者の心の奥まで揺さぶる作品なんですね。
まるで文学作品みたいです。