かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

勝負の不思議

解説者が連日のように言いました。
「今場所の白鵬は安定している、磐石だ」と。
しかし、何度その言葉を聞いても、
それで白鵬の優勝を確信できるわけではありません。
勝負というのは不思議なもので、途中までは万全と思われた力士が
突然負けることもあります。
一敗した途端に今までの輝きはどこへやら、ということもあります。
だから、これまでの相撲がどんなに完璧だろうと
力士は決して気を緩めることはできません。
応援しているファンだって、「今日は勝つ」という保証はないので
一日たりとも安心できません。(大げさかな?)
そう思って毎日毎日の取り組みを見ています。
終わってしまえば圧勝で「やっぱり強いね」と言うけれど、
実際に勝負するまでは勝つという確信はありません。
自信を持ちすぎると油断する。
緊張すれば体が硬くなる。
微妙な精神のバランスをとりながら、
力士たちは
一日一番、
そこに全力を尽くすしかないのです。
そして見ている観客も、
一日一番、
力士の真剣勝負を見守るのです。