男子シングルの感想

フィギュアスケート　男子シングルについて感想を述べます。

まず、優勝したエフゲニー・プルシェンコについて。
ショートプログラムではあんなに気合が入っていたのに、
フリーは普通の人でした。　
どうしたんでしょう？　
以前はもっと腕をぶんぶん振り回して可笑しいくらいでしたが、
今回は大人しかったです。
（もっとエキセントリックぶりを発揮してほしかったなぁ。）
それに最後は力が抜けるようなポーズで終わっておりました。
（はぁ・・・という感じです）
ガッツポーズが出るかと期待していただけに、ちょっとしまりがないフィニッシュでした。
でも、ほとんど完璧ですね。
考えてみれば、彼は大変なプレシャーと戦っていたのかもしれません。
ついに念願の金メダルです。おめでとう。

ランビエール選手。
滑りはいいのですが、ビバルディの「四季」で
どうして縞模様の衣装なのですか？
それがいつも気になっております。

ショートプログラムで思うように滑れなかったけれど、
フリーで得点を伸ばした選手もたくさんいました。
ライザチェック選手は素晴らしい出来でした。
クリムキン選手とヴァンデルペレン選手も大躍進です。
ショートプログラムで出遅れたのが惜しまれます。
そしてバトル選手は６位から３位に浮上しました。
さすがですね。笑顔が素敵でした。


逆にショートプログラムから順位を落とした選手もたくさんいました。
うるわしのジョニー君の点数が思ったより低かったのは残念でした。
大きなミスはしていないし、美しい滑りだったと思うのですが、
コンビネーションジャンプが少なかったせいでしょうか？
技術点が伸びませんでした。
ジュベール選手もメダル圏内にいたのに、順位を落としてしまいました。
ジャンプのミスが目立ちました。


高橋選手は結果は８位でしたが、
よくがんばったと思います。
（日本人にしては）情感たっぷりで、優雅でした。
他のＨＰの記事を読んで知ったのですが、どうやら同じ種類の３回転を
２回以上跳んだため、３回転のジャンプが０点になったらしいです。
（全日本選手権で織田選手がやったミスと同じ）
だから技術点が低かったんですね。
それほど悪くない出来だったのに、残念です。
高橋選手に必要なのは、心臓に毛を生やすことでしょうか。

サンデュ選手はいい時と悪い時とで差がありすぎる選手ですが、
今回はよりによって悪いパターンでした。
面白いプログラム構成だっただけに、精彩を欠いていたのが
非常に残念です。