かじさんのつれづれなるままに

映画や読書 スポーツ(相撲)についてぼちぼち書き込むブログです

新採点システム

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すごくラフならくがきで
ファンには申し訳ないです。しかも安藤選手がいないぞ。

荒川選手の滑りがどうも不完全燃焼に見えてしかたがなかったのですが、
1月15日 NHKスペシャル「女子フィギュア レベル4への挑戦」を見て
考え直しました。
新採点システムの中でみんな模索している最中なのだろう、と。

新採点システムにどのように対応しているかというのを、
主に荒川選手の姿を追って説明した番組でした。
難易度の高いジャンプには、かなりの得点がつくようですね。
それに比べて、スピンやスパイラル、ステップで
最高のレベル4を出しても、3回転ジャンプの得点には及ばないのです。
ジャンプが得意ではない選手が得点を取るためには
レベル4のスピンやスパイラルをいくつも取り入れなくてはなりません。

これでは、ジャンプの得意な選手が有利ではないか?
と最初は思いましたが、必ずしもそうとも言えません。
ジャンプが得意で技術点が高くても、曲の表現や
つなぎの部分で点が伸びない選手もいます。
かと思うとジャンプが際立ってうまいわけでもないのに
表現力が豊かで、得点が伸びる選手もいます。

今はまだ新採点システムが取り入れられたばかりで、
選手側としてもシステムに対応しきれていない状態なのかもしれません。
レベル4のスピンやスパイラルを数多く入れるとなると、
プログラム構成も複雑になってきます。
荒川選手のように緻密なプログラムを組み立てると、
ひととおり滑りこなすだけでも大変だろうと思います。
今までのように美しいだけでは点が取れない、
というようなことを荒川選手が言っていました。

女子フィギュアだけでなく、当然アイスダンスも男子シングルもペアも
新採点システムです。
そのせいか、アイスダンスはかなり独創的なリフトが増えました。
技が難しいほど点が高いのは分かりますが、
私の目から見ると、ちょっと危険では・・・?
と思うような曲芸のようなリフトも見られます。
(ペアのリフトもかなりこわいのですけれど。)

いよいよオリンピックの開幕は近づいています。
各選手たちもかなりプログラムを滑り込んで
完成度を高めていることと思います。
どんなパフォーマンスが見られるのか、とても楽しみです。